2023/05/09
全社員活躍のためには安心して休める環境が大切。そのために HARMONY 導入を決めました。

人事部 人事総務 課長 花田 聡子 さん 人事部 人事総務 課長代理 社会保険労務士 坂倉 久美 さん
ダイレクト型損害保険事業を営むセゾン自動車火災保険は、年齢や性別を問わず、また在職者だけでなく休職中の従業員も含めた「全社員活躍」を人事戦略の基本としている。そんななか2022 年には、休職者の早期復職支援策の1 つとして、休業者管理・支援システムのADVANTAGE HARMONY(以降、HARMONY)を導入。「休職中の従業員ともハートフルにつながりを持ちたい」と考える同社の担当者様に、導入の背景と今後の展望について伺った。
— セゾン自動車火災保険様のHARMONY 導入のポイント
POINT1 管理が煩雑な休職のマネジメントについて課題を感じていた
POINT2 労務管理と双方向のコミュニケーションの両方を1 つのシステムで完結
POINT3 会社規程に合ったシステムへのカスタマイズ対応
— 事務負担も大きいアナログな管理手法に課題を感じていた
導入の経緯として、当社では以前より管理が煩雑な休職者のマネジメントについて、アナログな方法に課題感を抱えておりました。産育休や介護、私傷病など休職の理由は様々ですが、休職者全員を一括で管理監督できるツールがなく、休職者が発生した都度、表計算ソフトやメールで事務手続きの個別対応が発生している状況でした。また、それはマネジメント側だけでなく、休職者にとってもステータスやタスクが把握しづらく、通知や督促がないと動けない点からも、改善策が必要だと感じておりました。
そんななか、抜けもれなく一元管理できるツールを検討していたところ、HARMONY の存在を知ったのが導入のきっかけでした。(人事部 人事総務 課長 花田 聡子 さん)
— 休職者とのつながりを大切にできる点が決め手だった
休職中はどうしても会社とのつながりが希薄になりがちで、会社の動きが見えづらく、復職後の自分をイメージすると不安に感じる社員もいます。その点について、HARMONY では他社のツールと違って単なる労務管理にならず、メッセージやライブラリなど、セキュリティが担保された上での双方向のコミュニケーション機能が充実している点が決め手となりました。休職者にとっても社内報の掲示を閲覧できたり、タスクやスケジュールの全体像が可視化できたりすることで、復職までのスケジュールを計画的に立て、療養や休業に専念することができると考えています。そうして休職中もエンゲージを維持できることでスムーズに復帰でき、安定した労働力を確保することで現場支援も実現できます。
管理者側としても、必要な手続きは休職者に自動配信されたり、休職者情報が一覧化されてステータスを把握しやすくなったりすることで、円滑な情報連携や事務負担の効率化につながると考えています。所属部署の上司も、自分の管下メンバーが休職期間中、今どういうステータスでどういうタスクが必要なのか、対応履歴を時系列で把握しながらダッシュボードのように管理できる点は、マネジメントツールとしても活用性が高そうです。コミュニケーション記録、スケジュール作成、タスク管理といった機能を一つのシステムでシームレスに接続して完結できる点は大きな魅力です。
また、休職の規程や運用方法は各社で異なります。そのため、導入前はこのシステムがどこまで自社にフィットした仕様にカスタムできるのか、設計にかかる負荷はどの程度なのか、という不安はありました。しかしHARMONY は当社の規程に沿った柔軟なシステム設計が可能であり、大変助かりました。導入については実務に精通している方がサポートしてくださり、今後の運用について疑問点があっても安心して相談できそうです。(人事部 人事総務 課長代理 社会保険労務士 坂倉 久美 さん)
— HARMONYを活用しながら安心して働ける職場づくりを推進
当社では「全社員活躍(ダイバーシティ・インクルージョン)」を人事施策の基本として、一人ひとりの価値観や個性を尊重する企業風土変革に取り組んでいます。従業員のなかには、様々な事情によって休職している方もおります。
ただ、人材投資の長期的な観点からは、その方々が復帰して活躍するだけでなく、今働いている方や今後入社する方にとっても、多様なライフステージの中で安心して休職できる環境が整っていることは企業の魅力になると考えています。HARMONY が休職者と会社をつなぎ、長く活躍できる職場づくりにおいて重要な支えになることを期待しています。
会社の成長のためには、従業員一人ひとりの健康がベースとなります。HARMONY を通じた休職中の支援とともに、全社員が活躍できる企業風土醸成への継続した取り組みを行っていく予定です。
【Corporate Profile】
創業:1982 年
資本金:322 億6000 万円
従業員数:1039 名(2023 年2 月1日現在)
事業内容:ダイレクト損害保険業
【主な取り組み】
■ 2022 年2 月 『ほけんnote』リリース
より多くの方の「日常」にデジタルを通じて寄り添うことを目指し、日常生活における保険との接点を創出することを目的として、当社以外の保険商品も含め生損保合わせて50 社以上の保険商品を対象に、加入している保険を一括で管理できるサービスを提供しています。
■ 2022 年6 月 『SA・PO・PO(サ・ポ・ポ)』リリース
スマートフォンを通じてお客さまの日常生活をサポートするサービスサイト(通称:『SA・PO・PO(サ・ポ・ポ)』)を提供しています。” カンタン・便利にスマホ起点でサービス提供”をベースコンセプトに、「カーライフ」「防災」「ウェルネス」の分野でお客さまをトータルサポートしています。
【Message(セゾン自動車火災保険様より)】
当社は、「デジタルで保険を体験することが当たり前の世界を作り、お客さまの豊かな人生の実現をサポートし続ける存在」となることをミッションとして掲げ、デジタル技術を活用した独創的で革新的な商品・サービスを提供することで、お客さま一人ひとりの安心・安全な生活をサポートしたいと考えています。今後も新たな商品・サービスの拡充を検討しており、このような取組みを通して、お客さま一人ひとりに納得感を持って選んでいただける、「オンリーワンの保険会社」をめざします。
※文中記載の法人名・組織名・所属・肩書き・データなどは、すべて取材時点での情報です。